<p class="ql-block">日が暮れるのは早い。まだ午後5時なのに、もう黄昏が来た。僕はパソコンから頭を上げ、だんだん暗くなった窓外を見ると、街灯はまだ点灯していない。ビルディングの輪郭や木の葉のない枝ばかりの樹影しか見えない。キャンパスは静かだ。</p><p class="ql-block">今日は2021年12月31日なのだ。明日は2022年になる。また一年が終わりかと嘆いたら、なぜかわからないが、一種の口では言えない寂しさが急に心の底から湧いてきた。それは悲しさでも楽しさでもない、淡々たる苦さに淡々たる甘さのような感じなのだ。もしかしたら「物の哀れ」(物哀美)はこういう感覚だろうか。</p><p class="ql-block">歳月は情けないものだ。まださようならをいう用意ができていないのに。まだ多くのやりたいことをまだやっていないのに。</p><p class="ql-block">さらば、2021年!</p> <p class="ql-block">天黑得很早,才下午5点,黄昏已经来临了。我从电脑上抬起头,看着逐渐变暗的窗外,路灯还没亮。只能看到大楼的轮廓和只剩下光秃秃的树枝的树影。校园很安静。</p><p class="ql-block">今天是2021年12月31日。明天将是2022年。感叹一年即将结束,可不知为什么,一种不可名状的寂寞感突然从心底涌了出来。那既不是悲伤,也不是快乐,而是一种淡淡的苦涩和淡淡的甜蜜的感觉。或许“物之哀”就是这种感觉吧。</p><p class="ql-block">岁月是无情的。还没准备好说再见呢。明明还有很多想做的事,可是……</p><p class="ql-block">再见吧,2021年!</p>